気まぐれ通信No.13 Z世代に興味が湧く!

Z世代に興味が湧く!

ソーシャル・ネイティブである『Z世代』は、超個性的。
リアルな価値観でありながら悲観的ではない。
自分の意見をしっかり発信する。
差別や社会問題に関心が高い。
とても興味深いです。

A4の通信を書いています。宜しければご覧ください。
通信版PDFは下のリンクからダウンロードできます。


drive.google.com

Z世代って?

『Z世代』とは1995~2009年生まれの、現在25歳までの人たち。
少し上の1994年まで生まれの『Y世代』=『ミレニアル世代』は、さまざまな電子機器が進歩、普及して行くのと共に育ったデジタルネイティブの世代。
それに対して『Z世代』は、生まれた時からデジタル時代であり、10代からソーシャルメディアに触れて、スマートフォンを持って使いこなすソーシャルネイティブと定義されるそうな。

これらの区分は、どちらかと言うと経済、マーケティングの世界で注目されている区分です。市場で多数を占める若者の価値観や消費傾向が変わってきたので、今まで通りでは行かなくなってきており、どう対応すべきかと企業は必死に研究しているのです。

大坂なおみ、ビリー・アイリッシュ池田エライザなど、最近気になる若者たちが、なんとなく今までとはちょっと違うような気がして興味が湧き、調べてみて、『Z世代』という言葉を知りました。
私が感じた共通点は−―

超個性的。
リアルな価値観でありながら、悲観的でない。
自分の意見を持っている。
社会問題について関心を持っていて発信もする。

Z世代の特徴

 マーケティングの世界で言われているZ世代の特徴をネットから拾ってみると

  • デジタルの便利さと同時にその危険性も認識。プライバシーを尊重し、Instagramのストーリーのように自動で消されるSNSを好む。
  • 現実的な視点を持っており、夢のような完璧さやリアルを感じられない作られた美を求めない。
  • ブランドより製品やサービスそのものの本質やコスパを重視。リアルを感じる日常に根差した本物を求める。
  • 多様性と個性を重んじる価値観を持っていて、周りと同じように見られることを嫌い、自分独自のスタイル、個性をもっとも重視。
  • 感動を人と共有したい、ただし、自分を理解してくれる人と喜怒哀楽をシェアしたい。
  • 自分自身で様々な体験をして人間性を高めたいと考え、デジタル化されていない体験を重視。
  • 人々の平等について最も考えている世代で人権といった社会問題についての意識が高い。

以上は、マーケティングの調査から見られる傾向の羅列で、そのまま鵜呑みにするわけにはいきません。世代以上に個の違いの方が大きいわけですから、世代と一括りにする事自体が意味のないことかもしれません。
事実、他の世代にも通じることがいっぱい書いてあるわけですが、現実的、リアル、個性の尊重、社会問題などのキーワードは、ビリー・アイリッシュがバズった背景と重なるような気がして、腑に落ちました。

ちょっと気になる歌い手

最近は、皆さんは何で音楽を聴いているのでしょうか? 
TVで歌番組は少ないし、CDも買わなくなリました。
それどころか借りることもなくなりました。
CDプレーヤーは埃をかぶり、ついに廃品回収に出されてしまいました。

音楽を聴くのは大抵はiPhone
父の日のプレゼントにAir Podsを頂いたので、それで聴くか、部屋や車の中ではBlueToothでとばして聴いています。便利になりましたね。

一番使っているアプリはAmazon Music。次はYouTube Music。どちらもプレイリストを提案してくれるから、それを流して、気になる歌があると検索してみる。
とっても便利になったとは思うのだが、困ったことにお気に入りができた時、それを誰かに話しても「知らない」と言われることが多い。多様性と個性の時代だから嗜好もバラバラは仕方がない。でも、たまには誰かと「いいよねー」などと話をしたいものです。

f:id:silencesei1113:20201128181836j:plain

Z世代のアイコン  ビリー・アイリッシュ

実はビリー・アイリッシュのことは良く知らなくて、
AmazonMusicで聴いたウィスパーボイスのメロウな歌の主と、
Youtubeで観たポップなグリーンの髪型、オーバーサイズの服で飛び跳ねる少女
が同一人物とは思っていませんでした。

そして、Black Lives Matterについて強烈な言葉で発信している若い歌手の名前がビリー・アイリッシュと知り、色々な情報がやっと1つになりました。

最初の印象は、
「誰の真似でもない個性がカッコイイ」
「この子、本気で黒人差別に怒っている! 最高!」

でした。
調べたらグラミー賞の主要4部門を最年少でかっさらったと言うから痛快。
しかも、ファッションも、パフフォーマンスも、デビューの仕方も今までのスターとは全く違う。マーケットはZ世代のティーンですから、メジャーデビューする前からSNSでバズり、とんでもない数のフォロワーを獲得して、メジャーに登場したのは、まさにZ世代のアイコンです。

次回は、今気になる歌い手、ビリー・アイリッシュについてもう少し綴ります。