気まぐれ通信No.16 東日本大震災から10年

スターバックスハミングバードプログラム
for TOHOKU & YOUTH
が今年も行われています。

ささやかですが子どもたちの夢を応援します。
他のハミングバード・カードが欲しいと思うのですが
やっぱり10年前のカードを使い続けます。

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A4の通信を書いています。宜しければご覧ください。
通信版PDFは下のリンクからダウンロードできます。


https://drive.google.com/file/d/18nOVhf8i7mmrRmkV0nf7CWWBzw6nM2v_/view?usp=sharing

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東日本大震災から10年

 10年目を迎えてたくさんの特集が放送されていました。1ヶ月かかってようやく録画した番組を観ることができました。
また、現状はどうなのかとWebで検索し、少し難しいけれど復興省の報告や福島県のHP「ふくしま復興ステーション」を読んだりしました。「第2期復興・創生期間」の歩みが始まっています。

10年経った今できること

 10年前、「未曾有」という言葉を初めて知りました。いまだかつてない大きな災害にショックを受け、気持ちや思考は止まってしまっているのに、何も変わらない生活が続いていくことにすごい違和感を感じたのを覚えています。
 テレビやネットの映像、SNSで飛び交うたくさんの人たちの言葉を、ただただ毎日追い続けていました。何もできない苛立ちと無力感を感じながら、何ができるのか考え続けていました。

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子どもたちと一緒に

 津波の映像に恐怖を感じる子どもたちが多かったので、テレビでは流れていないような嬉しい出来事や勇気もらえるエピソードを子どもたちに語りました。
 そして、「自分たちにできることは何か」と子どもたちと一緒に考え、「友達になろう」と、石巻の中学校へ手紙を送りました。文化祭の当日、初めて返事が届き、子どもたちと大喜びしました。それから何度も手紙の送り合い、卒業まで文通が続きました。
 あの子どもたちも23歳。あの時の手紙はまだ持ってくれているのでしょうか。

今と未来に思いをはせる

 今は、教壇を降りてしまい、語りかける子どもたちも目の前にはいない。できることは、ますますなくなってしまいました。でも、忘れずに、思いをはせることはできます。
 福島では18歳以下のすべての子どもたちを対象に、30年に及ぶ甲状腺検査が行われています。どうか子どもたちに健康被害がないことを祈ります。
 この10年の検査では、チェルノブイリのような大きな健康被害は報告されていませんが、これからも20年間、ずっと見守りが必要です。


 他にも福島第1原発廃炉作業、避難者数42,000人など課題はまだまだ残されています。何が今必要とされているのか? 今と未来をみんなで考える日本でありたいと思います。

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22歳のエライザが感じたこと

 池田エライザオフィシャルブログから忘れられない言葉を紹介します。こんな文章が書ける22歳、素敵です。

ざわわと    2018.3.11.

黙祷の時
頭の中が静かになるのに
少し時間がかかった


当時の音 顔 色 匂い
ざわざわと思い出した
数時間島の上を飛行機が旋回し続けて
空港の中で
初めましての若者で手を組んで
毛布を配って
地べたでただ朝をまったあの日
駆け抜けることなく
自分の中を巡る巡るすべてが
鳴り止んで


ひとりひとりが
家族でもいい友達でも神様でも
僕 私のことを 見てくれている人が
絶対にいるんだ
と信じることができる世界になってほしいとゆっくり考えるのでした


当たり前なんてない

当たり前と思えることに感謝


頑張れ

頑張ってる人に
頑張れって言っちゃいけない


この日になると
いろんな言葉といろんな意見が
混ざり合って
どっちなんだ!
って思うかもしれないけれど
きっとどっちもなんだよなあ
と今年も思うのでした


気持ちが嘘にならないよう
こなしてしまわないよう
空の綺麗な愛おしい現場で
丁寧に丁寧に瞳を閉じて開いて
穏やかな明日を願いました。