BESSライフ vol.4 土地探し難航
「田舎に行けば土地はいっぱいある」
と思っていました
BESSの家がいい
田舎暮らしもいいかも
山に囲まれて暮らせたらいいなあ
2019年春 こんな感じの軽いノリで土地探しを始めました
気持ちよく山並みが見える
菜の花がいっぱい
桜も綺麗だろうなぁ
藤原京とか明日香村とかを探してみました
ところが、色々な条例で守られている町なのですね
土地を買って、好きな家を建てるなんて無理だと分かってきました
守られているからこの美しい景観が保たれているのです
市街化調整区域、景観条例などの壁があることを知りました
まず市街化調整区域は農家でないと土地を購入することができない
景観条例が厳しい明日香村などはBESSの家が建てられない
意外と大変なんだなあ
と思い始めた頃
親戚の方が「うちの田んぼ、売ったろか?」という話が届きました。
周りは山、見えるのは高校の建物だけのきれいな田んぼ
ほぼ1反、300坪近い、ひろ〜い土地です
ありがたいなあと思い、話は進みかけたのですが、
そこは国の事業できれいに整備された農地のため売買できませんでした
親から子へは売ることはできるらしいですが、
水道がない、下水道もないので浄化槽、電気は?、ガスは?
問題が山積みで諦めました
そこからネットの不動産情報を見たり、地元の不動産屋さんを回ったりしました
市街化調整区域でも古家付きの土地を買えば、家を建て替えられることも知り
中古物件も色々と探ってみました
奈良の田舎の方に行くと空き家はたくさんあります
美しい山に囲まれた家もありました
もったいないくらいの大きな古民家付きの土地もありました
しかし、まじな田舎で暮らしていけるのか
実際にその土地に行ってみるたびに
買い物や電車の便、病院などのことを考えると不安が膨らみました
裏山が土砂崩れの可能性がある
猪や鹿が出て大変です
車がないと生活はできまないなあ
「田舎暮らしは大変だぞ」
と思うようになりました
息子の勤務先に近い所、電車の便もある程度いい所、近くで買い物ができる所
そうなると市街化区域、住宅地になるのですが、
販売価格は高くなり、土地の広さはグッと狭くなりました
土地探しを始めて1年が過ぎようとした頃
山々が見渡せるような景観はないですが、
藤原京にほど近い、静かで、けっこう広く、格安の別件を見つけました
息子の勤務先に近い所、電車の便もある程度いい所、近くで買い物ができる所です
市街化調整区域なのですが購入する方法があると
不動産屋さん言われその話に乗りました
しかし、うまい話には乗ってはいけません
ちょうどコロナが騒がれ始めた2020年の春から
その土地を購入することを前提に
BESSとプランや間取りなど、どんな家を立てるかを考え始めました
ところが、「コロナで色々手続きがうまくいかなくて。。。」
そして、待たされること9ヶ月
2020年12月、その土地の購入は諦めることになりました
新しい土地や家に向けて
期待が膨らんでいただけにショックは大きかったです。
こうして、また1から土地探しを始めることになりました
「土地探し難民」という言葉があることを知りました